四季の生活お役立ち情報

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仏壇じまい、どうすればいい?位牌だけは残したいけど。

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こんにちは。とても寒くなりましたね。年の背ともなり、年賀状の季節がまたやってきましたが、「喪中につき年末年始の・・・・。」という葉書をいただくのもこの季節。

 

私の実家の両親は既に他界しています。ただ、母親は父親より随分先に逝ってしまったので父親は再婚したのですが、その父親も亡くなりました。

実家の仏壇

実家の仏壇

 

七回忌も過ぎ、後妻の人から、遺品整理や、仏壇をもっていって欲しいなどと言われて複雑な心境です。

 

 

同じような境遇の人や、そうでなくても親元を離れ実家が空き家になっている人もいると思います。

 

今回は「実家の仏壇どうするか?」を書いてみました。参考になればと思います。

                 目次

 

 実家の仏壇どうすれば?片付けはどうする?両親亡くなったけど・・・。

1.そもそも仏壇とは?ご本尊とは?位牌とは?

・仏壇とは

実家にあるあの大きな仏壇。片付けろと言われても・・・・。そこでまず、仏壇とは何なんだ?という素朴な疑問を払拭すべく調べてみました。

 

そのもとは仏教の存在があり、ご本尊を据えて供養をする「祭壇」という位置づけだそうです。亡くなった両親は仏様になり、位牌をご本尊の傍らに置いてお参りするのですが、その位牌のお家のような存在です。

 

 

では、ご本尊とは何なのかという疑問と位牌とは何なのかと遡って考えてしまいます。仏壇を廃棄してしまっていいのか?位牌は?ご本尊は?

 

「この疑問の背景にあるのは仏壇や位牌など普通に廃棄してしまっていいのか?」という思いがあるということですね。ご本尊は捨ててしまったらバチがあたりそうだし、位牌は勿論、両親の魂が宿っていそうだし・・・・・。

 

などと思っていたのですが、実際調べてみると仏壇を家に置くときに

「開眼供養」といって「魂入れ」が施されてあり、やはり片付けるときは

「閉眼供養」ということで「魂を抜く」供養をしなければなりません。

今回の特に気になる閉眼供養の費用は相場的に3万円~10万円とのことです。

 

 

・ご本尊とは

信仰の対象となる仏像や掛け軸のことをいいます。拝むという場合に何に向かって拝むかということになるのですが、その対象ですね。

掛け軸

掛け軸

 

ですから本来抽象的な概念であるご本尊を具現化したものと私は解釈しています。

ということは当然、魂が宿っていると考えられますね。

・位牌とは

位牌

位牌

戒名、法名を記してある木製の牌のことで、故人の霊を祀るためのものです。では位牌には霊が宿っているのかということになりますが、いわゆる「魂入れ」を行っていますのでその答えはYESです。

ということは簡単に廃棄ということはできませんね。感覚的にもわかります。

 

2.仏壇をどうするかの本題

本題に入る前に、他の人はどうしているのかと思って調べてみたところ、次のような結果を得ました。

・完全放置廃棄パターン

空き家になった実家の何も手をつけず放置。仏壇も位牌も置きっぱなし。結果、解体業者が来て全て処分。勿論実家を売却を想定していますが、遠隔地に住んでいて処分に困った場合などこうなるケースも多々あるようです。

 

この場合は解体業者がそれなりに供養したりしているようです。

 

これって冷たいようで実は非常にいいことなんじゃないかとも思いました。勝手な感想ですが。

 

供養するとかなんとかいいますが、亡くなってしまったらそれで終わり。しがらみを残さずすっきり、生きているうちに精いっぱいコミュニケーションをとり悔いの無いよう燃えつくし、共に生きる。

 

残ったものは自分の生を全うする。後悔や、精神的な負担などしょいこまない。すっきり。っていいんじゃないですか。あの時ああしていてやれば良かったとか、もっと尽くすことができたんじゃないかなど。

 

そういったことはその時、その環境でできたのかというと、何かしらの障害がありできなかったはずですし、自分にとって負担になることが大きくできなかったなど理由はあるはずです。

 

ですから、後になって思い返すことは全く意味のないことですね。後ではどうとでも言えますから。今を精いっぱい生きるということだと思います。そりゃ、人間ですから、後悔もするでしょうし、怠けたりもするでしょうけど、それが生きるってことじゃないかと思います。

 

まあ、人それぞれの価値観ですね。

 

・位牌のみ引っ越しパターン

この場合は位牌のみ今の家に引っ越しするわけですね。仏壇は業者に頼んで処分します。ただし、先述のように「閉眼供養」をしなければなりません。

この「閉眼供養」はお寺にお願いしたり、専門の業者に依頼することもできます。位牌のみを引っ越しするにしても仏壇の処分が必要ですから、どうしても仏壇も含めた「閉眼供養」が必要になりますね。

 

・仏壇も位牌も引っ越しパターン

 これが一番仏様に対して考えたとき、自分の精神的な負担は少ない、一般的なパターンかとは思います。この場合も移動前には「閉眼供養」、新居へ移動後には「開眼供養」をしなければなりません。

 

しかし、現在の家のどこかの部屋に置かれるわけですから、家族の受けも考えた場合、特に家が狭かったり、妻との関係があまりよろしくなかったりした場合は非常にきつい状況になりますね。私もそうです。

 

・お寺にて永代供養相談パターン

 先祖のお墓のあるお寺に仏壇(ご本尊も含む)や位牌を一式永代供養してもらうように相談する。実際にどうなるかはお寺次第ですね。

 

お寺にお願い

お寺にお願い

 まとめ

位牌やご本尊には魂が宿っているわけですから、簡単に廃棄するわけにはいきません。

 

では結論としてどのパターンを選択するかということになりますが、私は位牌のみ引っ越しパターンを選びました。

 

大きな仏壇を今の家に置くことは、ただでさえ自分の部屋の本などの散らかりを妻から再三指摘されているうえに、低所得の肩身の狭さ等々、ちょっと想像しただけでも大きな心の負担になってしまいます。

 

ただ、位牌だけは廃棄できませんでした。別に神や仏を信じているわけではありませんが、さすがにこれはできず、自分の部屋に置きました。

 

まあ、両親も自分の息子が苦しむことは本意ではないと勝手ながらの解釈で、位牌の廃棄も考えましたが、それならばお寺で永代供養してもらわないとと思いました。

 

皆さんも自分の置かれた状況を考えて自分の苦しまないパターンを選択していただくことを切に願い、筆をおきます。

 

自分を生んでくれた両親も先祖も子孫が精神的に苦しむ姿を見たいとは思わないと思いますから。

 

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