新社会人になったらクレジットカードをいつ作ればいいかなと考えている高校や大学を卒業予定の方は多いと思います。
新社会人になって、家賃や電気、ガス、水道代から、スーツを買ったりする時何かと支払いがかさみますが、そんな時クレジットカードがあれば便利ですよね。
結論からいいますと、試用期間がほとんどの企業で6か月未満ありますが、それが済んでから正式に本採用の社員になったタイミングでクレジットカードを作るのが良いでしょう。その理由と、おさえておきたいポイントをまとめましたので参考にしてください。
目次
なぜ試用期間が過ぎてからがいいのか?
学校を無事卒業し、めでたく新社会人デビューしたあと一般の企業では試用期間が始まります。この期間は特に定めはありませんが、概ね6か月未満となります。
この期間内に研修期間があったりすることもありますが試用期間とは特に関係ありません。
試用期間を設ける目的は、当期間内に企業は採用した人が、戦力となる能力があるか、また、採用された人は社風や、自分の能力を発揮できる会社かを見極めるわけです。
双方で判断するわけですから、どちらかが、否定すれば本採用にならないわけです。万一不幸にもそうなってしまった場合は、クレジットカードを申し込んでも、見込みとして申告した情報が有効でなくなるわけですから、正式に社員となってからが良いタイミングといえるでしょう。
親の承認必要なくなりました
クレジットカードは18歳以上にならないと作れません。ただし、18歳になっても成人にならないと親の承認が必要でした。
ところが、民法改正により令和4年(2022年)4月1日から成年年齢が20歳から18歳に変わります。 ということは親の承認がいらなくなります。
クレジットカードの限度額について
新社会人でまだ信用もないのにクレジットカードを作れるのかという疑問もわくと思いますが、逆に貸す側からすれば、若い早い時期に顧客の囲い込みをし、長く使ってもらいたいわけです。ですから、ある意味「緩い」部分もあると考えられます。
ただし、限度額はまだ未知数の給料の支払い実績ですから、当然低い額となりますが、学生の時に作るよりは多くなるのが普通です。
目安として年収により、下記の金額となりますが、クレジット会社の判断により変動しますし、申込に不備があったり、条件を満たさないことなどがあれば審査に通らないことになります。
一般的な新社会人では下記が概ねの目安となります。参考にしてください。
年収150万円以下では10~30万円
年収300万円以下で10~50万円
クレジットカードを作る前に注意すること!
審査について
携帯代金などで支払いが間に合わなかったりした経歴があると審査がおりない可能性あるので、携帯代金はしっかりと払っておきましょう。スマホの料金未払いなんて大したことないと侮ってはなりませんね。
実際、携帯電話会社でも新規で契約をする場合や、分割での端末購入をする場合なども直近の支払い実績に穴があった場合や、遅延していた場合など審査で落ちてしまうことも多々あります。
また、スマホ料金の未納分が、複数月ある場合、先に古い未納分から確認して支払うことが大事です。直近のまだ支払い期日の過ぎてないものを先に支払い、滞った古いものが残っていると審査は通りません。
年会費について
無料のものと、年会費が有料になるものとありますが、自分がどういった目的で使用するかにより、年会費を払っても特になるケースがあります。ポイント還元などですね。
大きく分けて
・年会費無料
・初年度無料
・条件付きで無料:これは年間の利用額が一定額を満たせば無料となるものです。
・有料
などとなります。申込の前に良く確認しましょう。
クレジットカードを作ってから注意すること!
リボ払いには注意が必要です。手数料が15%から18%かかります。高いですね。元金に対して手数料がプラスされていく仕組みのため、額が多いと毎月手数料の支払いばかりとなり元金が減らないケースもあります。
ですから、最近では良くリボ払いの返済をめぐり、弁護士に相談し、任意整理する人も増えています。注意しましょう。
カードによりリボ払い専用のカードや、申込時にリボ払いが初期設定になっているケースもあります。よく契約内容を確認することが大事ですね。
まとめ
もしクレジットカードを作るのであれば時期としては、会社に入り試用期間が終了した時点がベスト。カードの種類は自分の環境や、目的にあったカードを作りましょう。
また、使いすぎてしまわないように注意するとともに、リボ払いには注意しましょう。
新社会人になると、新しい環境に慣れたり、仕事を覚えたり、同僚や先輩との付き合いなど、いろいろなことで神経を使いますね。そんな時、新社会人ゆえに慣れないことがきっかけで怒られたりすることもありますが、気をつけたいのはこちらです。参考にしてみてくださいね。⇒新社会人が怒られる当たり前の理由とは