そもそも博物館てなんだろうか?わかっているようではっきりと答えることができませんでした。
いろいろな辞典などで調べてみると共通して似たような表現をしていますが、博物館法という法律もあるとのことです。その中でもわかりやすかったのが、百科事典マイペディアの解説です。下記に記します。
「歴史,芸術,民俗,産業,自然科学などに関する資料を収集,保管,展示して公衆の利用に供する社会教育施設」
(百科事典マイペディアより抜粋)
先日JAXA相模原キャンパスを訪ねましたが、そのすぐ真向かいに相模原市立博物館があります。博物館といったものに小学校以来行ったことがない私ですから、先述の疑問が沸いたわけです。
先述の博物館の定義の中でもこの相模原市立博物館は、歴史、民俗、自然科学などに関する博物館と分類できます。特に自然科学に関してはJAXA相模原キャンパスとの連携は当然のことながら密であり、入り口すぐに話題のはやぶさの実寸大模型を展示してあります。これはJAXA相模原キャンパスより借り受けているそうです。
天文学に関する天文展示室を設置したり、天文研究室を設置したりして、まるでJAXA相模原キャンパスの別館のような雰囲気でもあります。
そんな相模原市立博物館に行ってみて、知ったこと、感じたことやこれから訪問される方に参考になることを綴ってみましたので見てみてください。また、JAXA相模原キャンパスに訪問された際は是非こちらも寄ってみてください。新しい発見がありますよ。
とても全ては紹介しきれませんが、特に印象に残った展示コーナーや体験など参考にしてください。
目次
博物館ってこんなに面白かったんだ!一度は足を運んでみよう
1.相模原市立博物館までの道のり
JR横浜線の淵野辺駅から歩くと20分程度で着きます。ちょっとゆっくり歩いて25分くらいでしょうか。国道16号を渡り、しばらくすると共和小学校の交差点があり、さらに進むと左手にJAXA相模原キャンパス、そして市立博物館前のバス停があります。
そしてさらに進むと相模原市立博物館入り口の案内看板があります。
駐輪場、駐車場もありますから便利です。少しの小径を抜けると正面入り口が見えてきます。
そして正面入り口です。まるで万華鏡を覗いてみたような画になってますね↓
2.「はやぶさ」と「のぞみ」の模型展示
入ると左手に受付、右手にははやぶさの実寸大模型があります。入館料は無料です。
模型の四角い中の4つの〇はイオンエンジンの噴射口です。
結構な迫力とソーラーパネルの大きさに驚かされます。これが多段ロケットMV-5ロケットに搭載されて宇宙を旅したのかと思うとあらためてその技術力に感動します。
そして火星探査機「のぞみ」の姿も休憩室のちょっと先に展示してありました。
この「のぞみ」は予定では火星の周回軌道に入り、火星大気や磁場の観測をするために打ち上げられたのですが、種々のトラブルで運用終了となり、今も火星近くで太陽周回する軌道上を回っているようです。
3.プラネタリウムと天文展示室・天文研究室
プラネタリウム
大人500円、子供200円で楽しめます。時間により番組がいろいろありますが、私が丁度行った時間には「秋の星空模様」を上映していましたので早速入ってみました。
券売機右手奥に入り口があります。時間に遅れると入れなくなるので気をつけてください。時間は40分程度です。県内最大級直径23メートルのドームということですが、プラネタリウム初体験の私にはこんなすごいのがあるんだと感動以外の何物でもありませんでした。
そして、なにより解説員の人が説明してくれるのですが、まさにナレーションという感じで宇宙の物語を語ってくれているようで思わず聞き入ってしまうほど素晴らしかったです。
聞くと、数人の解説員がいらっしゃって人によりポイントが違うようで、その人の個性がまた魅力とのことです。当日見える夜空での解説があり、帰ってから、思わず夜に空を見上げてしまいました。
天文展示室
プラネタリウム入り口の反対側に天文展示室の入り口があります。
なにやらSF映画の「スターゲート」みたいですね。
中に入るとすぐに目に飛び込んでくるのは「はやぶさ」を宇宙に送り出した
M-Vロケット5号機の写真です。
はやぶさが小惑星「イトカワ」からサンプルを持ち帰ったのですが、その「イトカワ」の模型もありました。はやぶさの着陸地点を示していたり、サンプルを採るにあたり、目標地点を定めたり物理的な意味を考えたりするために表面地形の名称をつけた説明があります。
いろいろな資料が展示されていますが、北海道在住の2人の方が新しく発見された小惑星に「sagamihara」と名付けられた記事が展示してありました。左に少し見えるのが正式に認められた証書です↓
へぇーという感じです。お二人はアマチュアの天文家でしょうか。
・隕石
次に多く展示されていたのは隕石です。いろいろな成分の隕石、あるいはどこで採れた隕石かなど記述されていますが、中でも顕微鏡で覗ける隕石もありました。
この隕石を先の顕微鏡で見るとこんな感じです↓
この隕石に未知の鉱物が含まれているわけではありませんが、これが宇宙をただよっていて地球の重力にとらえられ落ちて来たものと考えると、どのくらい漂っていたのかとか、大元はどこから来たのかなどなど何とも不思議な感覚にとらわれて、しばらく見とれてました。
他にも隕石は沢山展示されています。特に「隕石~」と感じたのは「カンポ デル シエロ」隕石と呼ばれる鉄隕石でした。
いかにも鉄の塊という感じ。さわって匂いをかいでみようと書いてありましたが、学校の鉄棒でぶら下がったあとの手の匂いを嗅いだときと同じ匂いですよと説明があります。上に乗っている黄色いものは磁石す。くっついています。
鉄隕石をもう一つ「オデッサ隕石」↓
ちょっと変わった板のような隕石「ギベオン隕石」
鉄とニッケルの合金が成長してできた結晶の模様とのことです。一体どのような状態で地球に落ちて来たのでしょうか。何かはがれたような形状はどうして生まれたのかなぁなどと興味はつきません。
そして次が石質隕石の種類に属する「ヌエボ メルクリオ隕石」これはS型小惑星「リュウグウ」と同じ種類のものです。S型のSはStoneの略です。
そしてこれが最も古いものの一つとされる「アエンデ隕石」45.6億年前の年代測定とのことです。これも石質隕石ですね。
これも珍しい隕石ですね。「イラミック隕石」です。金属の中に橄欖石が混じっているものです。金属の中に石が混じるとはこんな感じかと。パラサイトに分類されるものです。
ニッケルー鉄の合金の中に橄欖石の結晶が混じる隕石をパラサイトと呼ぶのですが、ちょっとミステリーっぽく語られている「フィラデルフィアエクスペリメント」を思い出しました。
軍用艦エルドリッジ号が二コラ・テスラ率いる実験グループのもとで、強磁界をかけて透明化させるという実験で、不可視ではなく、実際に姿を消してしまい、8000キロもはなれた地点で見つかった事件です。
、
乗組員は船の壁に溶けるように融合して、発狂する者も多数出たといわれている実験ですが、その物質のなかにまさにパラサイトのように融合してしまう恐怖のお話です。実話か否かはさておいて興味のあるかたはググってみてください。
最後に「テクタイト」です。
これは隕石ではありませんが、上に説明があるように巨大隕石が落下したときにできるガラスの一種とのことですが、巨大隕石とは例えばツングース隕石などでしょうか。
そしてこれは地球内部を構成する岩石です。隕石と地球の岩石との感じの違いを比較するために展示しています。
これらの岩石もいつかは宇宙をさまようことになるのでしょうか?
・ハップル望遠鏡の画像
ハップル望遠鏡は地上約600㎞上空の周回軌道上を回る言わば宇宙望遠鏡と呼ばれるものです。地上望遠鏡とは異なり、空気中の不純物などの観測を妨げるものが存在しない宇宙空間ですから、より鮮明な解像度の高い宇宙の姿を捉えることができます。
膨張宇宙を発見したハップル氏の名に因んでつけられたものです。この望遠鏡を使って撮影した宇宙の星雲などを見事な画像として我々に見せてくれます。
ハップル望遠鏡が映し出す幻想的な宇宙の姿を見てきました。一番組4分程度ですが、その美しさに魅入ってしまいました。人間とは何かを宇宙を見ることで一層考えてしまいます。
宇宙は物質なのか、息づいているのか。人間も一体の存在なのでしょうか。宇宙には意志があるのでしょうか。謎です。普段の生活に慣れ切った私はハップル望遠鏡の画像はとてもこの世のものとは思えないものに感じました。
天文研究室
天文研究室では天文関係の専門書等が豊富にあり、 学習指導員や学芸員が常駐しており、いつでも質問に答えていただくことが可能です。学習指導員は勉強や研究などをどのように進めたらいいかや、学校での自由研究の相談や学習の相談などできます。
残念ながら私が入館した時は丁度お昼休み時間でした。↓
4.相模原台地と郷土の歴史
この展示室の入口には大きなマンモスの頭蓋骨の化石があり、圧倒されます。アラスカ産マンモスの頭骨化石の実物を展示しています。マンモスは約4万年前にシベリアから北海道へ渡ったそうですが、約1万年前に絶滅しました。
相模原台地の誕生は10万年前から1万年前とのことですが、丁度その中ごろの時期にマンモスが北海道に渡り、生息し絶滅したということですね。
マンモスの骨格と人間との大きさの比較を表す図がありましたので載せます。
上の剥製はヘラジカ、下の骨はオオツノジカのものです。説明が下にありました。
画像ではそうでもないですが、実物の剥製を見ると、こんなに大きいのかとびっくりするくらいです。マンモスも勿論大きいですが、大型のシカもかなりの迫力で、一頭倒せばかなりの間食用になるとは思いますが、しとめるのは大変だったと思います。
旧石器時代の相模原の人類も氷河期にあたる時代にこれらの大型動物を獲物として求めてきたわけですね。旧石器時代に生まれなくて良かったと真剣に思いました。(笑)
相模原台地の成り立ちと世界の出来事が時系列にわかる解説図です。
旧石器時代の相模原台地も気温は低温で北海道と同じくらいの気候だったらしいのですが温暖化が進み、縄文時代になると土器や土偶などがつくられ相模原でも多くのものが出土しています。
旧石器時代の石器
相模原では後期旧石器時代の遺跡がかなり発掘されています。そしていろいろな形の石器が多く出土しています。小さいものから大きなもの、丸いものから尖ったもの。古人がいろいろ工夫を凝らし作った跡が感じられます。
いろいろな形の石器がありますが、刃物のように尖ったものは後期旧石器時代の特徴的な石器です。ナイフ形石器とも言われます。
縄文時代の土器
縄文時代中期前半のものです。
相模原市磯部の勝坂遺跡の名にちなんで付けられた土器型式です。
勝坂遺跡は近世の相模原の「磯部村」の一集落です。畑から土器が多く出土されました。
縄文時代中期後半のものです。
関東地方を中心に分布する土器で加曽利E式土器です。
縄文時代中期後半のものです。
山梨県を中心に分布する土器で曽利式土器です。
5.びっくり!農具のあれこれ
私の住む相模原は生活の中心となるものは農業が中心でしたが、そのほとんどが、畑作や養蚕でした。農家の物置などに今までの工夫のあとが垣間見られる道具が豊富に残っています。
また、その地域などの木の違いにより形が少し異なっていたりします。こんなに種類があるのかと驚くばかりです。
くるりぼう
脱穀の道具です。「くるり」ともいわれているようです。
鍬(くわ)いろいろ
鍬の刃は形状いろいろ
木の根っこを切断したり、用途によっていろいろな形状がありますね。びっくりです。
6.街の中の生き物たち
私の住まいはJAXA相模原キャンパスの近くにあります。近くに淵野辺公園や、鹿沼公園などあり、割と緑に囲まれ、樹木も多い環境です。会社から帰宅途中、淵野辺駅を降りて歩いていると、狸に出くわしたことがあります。
初めは犬かな?と思いましたが、道路の反対側で立ち止まり、ササっと渡って私のいる側に来て横を通り過ぎたときに確信しました。目の回りの黒い縁取り。そして立ち並ぶ民家の一つの庭に入っていきました。
どうなったんだろうと思いましたが、まあこれだけ隠れるところがあれば・・・。という感じでした。
狸はさすがに珍しいですが、この博物館の中にはこの相模原で生息する小動物や昆虫や魚などが剥製で多く展示されています。最近あった身近な話ですが、小さいプランターもどきの小さな箱庭にパセリを植えました。
このパセリが異常に大きくなり、緑が色濃くなったとき、ふと見ると芋虫が一杯パセリの茎に身を置いて、どうやらパセリの葉を食べているようでした。調べると黄アゲハの幼虫で、どうやらパセリが大好きなようです。
数えると12匹ほどいました。緑色の体に黒い縞があり、ポチポチとオレンジ色の点がある幼虫です。5~6センチくらいに大きくなっていて、いつ、どこから湧きだしたのかと思うくらいの勢いでした。
殆どパセリの葉が無くなるくらいまで食べつくしたころに家人から「気持ち悪いから何とかして」といわれ途方に暮れていましたが、数日して、朝見てみると姿が全く見えなくなりました。
どこに行ったのか全くわかりませんでした。見た目とは全く異なる素早さで忍者のようにいなくなりました。ネットで調べると動きは見た目以上に早く移動も早いとのことです。確かに。
ほっと胸をなでおろしてから、どのくらい経ったでしょうか。黄色のアゲハ蝶を家の前で見かけました。あの時のやつかな?と良かったなと思いました。ほとんどが蝶になる前に鳥の餌になったり、うまく蝶になれなかったりして死んでしまうそうですから。
よくよくこういった小動物や昆虫などと自然に接していると博物館に展示されている剥製が一層身近なものに感じます。薄暗い展示室の無言の剥製はちょっと不気味に感じますが、「あっこれいるよね」とか「これは・・・・というんだ」とか子供も新鮮な驚きで見つめています。
相模原に生息する魚たち
こんなに大きい魚ってなんだろうと、よくよく見ると↓
カムルチーって生まれて初めて知りました。肉食性の淡水魚で日本では「雷魚」と呼ばれているものでした。なるほど。
水中、水辺の生物もいろいろいました↓
そして鳥や昆虫も。見慣れたカラスやスズメなどの剥製もあります。蝶もこんなに種類があったのかと驚きですね。
雑木林に棲息する鳥たち
タヌキとウサギです。このタヌキ家の近くの普通の道路で見ました。
良く見慣れた嫌な奴ゴキブリです。いろいろ種類がいて気味悪いですね。洗濯物について家に入ってしまったり、網戸に飛んできたり。うちではコンバットとかゴキジェットで対策してます。鳥肌ものですね。
7.石のいろいろ
相模原を含む関東の石にはどんなものがあるでしょうか。
こう見ると微妙に地域によって石の表情もさまざまですね。特に富士山の石は火山を彷彿とさせる小さな穴があいたような形状になっています。勿論それぞれの石には名称がありますが、よく見えませんね。すみません。
これらは相模原台地の生成の歴史の中で長い時を経て現在の形として形成されたものです。他にも台地の生成の歴史や、富士山の噴火による軽石が大量に関東にまき散らされた記録や、火山灰の特徴など詳しい資料が多く展示されています。
興味のある方は是非みてみてください。
8.わくわくする売店
入り口の案内カウンターのすぐ裏に売店があります。ここではJAXAの宇宙グッズから宇宙食、天文に関するアクセサリーや、化石などを綺麗に保管するためのグッズや、誕生石の鉱物など、恐竜のミニチュア模型などなど、また、子供の好きなガチャもあり、いやはや手ぶらで帰ることが難しいくらいの充実した売店です。
勿論相模原市の歴史等を綴った文献なども販売しています。私も金属や鉱物がなぜか好きで、誕生石のトルコ石だけでなく、蛍石の輝きに引き込まれ、つい手にしてしまい、また、星座はやぎ座ですが、幸運を招くホログラムを使用したキーホルダーまで買ってしまいました。
トルコ石はいつくか見せてもらいましたが、ほとんどが青色ベースでたまに緑色がまざっているものもあるくらいで、全面的に緑がベースになっているものは一つだけだったのでつい買ってしまいました。
蛍石は中国産ですが、解説によると原石は立方体か、正八面体で見つかるとのことでしたが、見せてもらった原石はそれとは程遠い感じでした。買ったものは勿論研磨してこの綺麗な八面体になったものです。初めは説明を鵜呑みにしてこの形ででてくるのか!と感心していたのですが、そんなわけありませんね。(笑)
その昔、秋葉原で仕事をしているときにパソコンおたくの友人が秋葉原をぶらぶら、ちょっと回ってくると言ってでかけると必ず使いもしないのにどこどこのメモリが安かったとかいってビニール袋を提げて帰ってくる、そんな光景を思い出しました。もし行かれたらどうぞのぞいてみてください。
誕生石もいろいろ↓
ビスマス人工結晶なんてのもありました。不思議な結晶です。古代の建造物みたいですね。↓
岩石と化石の標本もあります↓
子供さんの自由研究と意識してか、こんなキャッチコピーも。↓
化石といえば恐竜ですが、有名なブランドの恐竜フィギュアも売ってます。↓
宇宙食、星座グッズや、などなど盛りだくさんで飽きません!↓
もちろん、ガチャもあります!↓
9.ゆったりくつろげる休憩室
ちょっと疲れてしまったら受付横の休憩室がおススメです。自販機があるので飲み物OKです。ゆったりしたソファに腰掛けるととてもリラックスできます。適度な抵抗感のソファなので疲れません。ちょっと寝てしまいました。
2回には喫茶室があり、こちらもちょっとした軽食の自販機と飲み物の自販機あります。お子さんの好きなポテトやホットドック、おにぎりなど売ってます。こちらは飲食可能なスペースです。
この後ろにももう一つソファがあります。落ち着けます。お子さんなどがいらっしゃる家族連れの方は2階を利用される人が多いので、わりと空いていて、撮った館内画像など見たりして一息つけますよ。
10.相模原市立博物館の場所
住 所:〒252-0221 相模原市中央区高根3-1-15 TEL:042-750-8030
開館時間:午前9時30分~午後5時まで
休 館 日:毎週月曜日・国民の祝日の翌日(月曜日が国民の祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月28日~1月3日まで)
11.まとめ
相模原市立博物館はJAXA相模原キャンパスの協力もあり、天文展示物に関しては、流石に充実している感じですし、相模原の遺跡から出土した土器の豊富さや、生息する生物、人々の暮らしていた藁ぶき屋根の家などなど見ていて飽きない程豊富に展示されています。
売店だけでも楽しさ一杯、夢いっぱいという感じで飽きないですし、自分の知らない新しいことを、お子さんがいらっしゃる方は「へえー」とか驚きを子供とともに共有できて、同じ視点に立つことのできる素敵な空間だと思いました。
普段怒ったり、怒られたり、ちょっと気まずくなっちゃたりしたときに一緒に足を運んでみてもいいかもしれませんね。少しお財布を充実させて。
そして最後に天文展示室に飾ってあったはやぶさのP.M.川口淳一郎氏の直筆サインとともに書かれた言葉を載せておきます。老若男女問わず全ての環境、立場にいる人にも共通して役立つマインドだと思います。
まさにこの言葉は年代こそ違え、古代から厳しい環境を生き抜いて来た祖先が、無言のうちに受け継いできた精神であり、現代の宇宙開発へと進化を遂げてきた礎だと思います。
相模原の台地、人、生物の歴史、そして技術の結晶を当博物館で見て、何か感じ取って帰って欲しいと切に思います。