手軽に美味しいお水を飲みたい。そんな風に思ったことはありませんか?
毎日暑い中、会社へ出勤、営業で外回りをしている人もいるでしょう。私もその一人です。
つい汗をかいてしまうと、近くの自動販売機で水ではなく、炭酸飲料でスカッとしたくなり、気づくと一日に2~3本飲んでしまうことも。
一日の仕事が終わり帰宅して、ブドウ糖や果糖の甘みのないスッキリした水を飲みたいなと思うことがありませんか。
水道の水を飲むときには氷を入れて飲むのですが、冷たい感じはいいのですが、あまり美味しくはないですね。
今では結構、会社などでもウォーターサーバーが契約されていて、富士山の水とか、いろいろな名水をうたったものも結構普及しています。
夏場は自宅で帰宅後、冷えたビールを一杯もいいですが、ピュアな冷水で喉を潤すのも爽やかでいいですね。そんな時ウォーターサーバーがあるにこしたことはありません。
ウォーターサーバーの広告は結構目にしますね。製品の良さは勿論うまく表現されていて、購買意欲をそそりますが、安易にとびつかず大事なポイントを押さえて最適な製品を選べるようにまとめてみました。参考にしてください。
目次
ウォーターサーバーの選び方と注意点
1.ウォーターサーバーって?
ウォーターサーバー(Water Server)は交換式のタンクに入っている水を取り込み、冷水や温水として供給する機器のことです。
夏はどうしても冷水を想像しますが、冬場など温かいお湯が出てコーヒーなどすぐに飲めます。
2.確認するポイント
・大きさ、形
これは当たり前ですが、かなり重要なことですね。部屋の狭いところに加え、圧迫感を感じて飲む水は美味しくないと思います。
寸法をしっかり把握して、置き場所をきめましょう。あまり場所をとらない方がいいと言う方は卓上タイプもあります。
また、インテリア家具ばりにグッドデザイン賞を受賞したような家具調のものもあります。自分の部屋に合わせたものを選びましょう。
例えば私の会社では冷蔵庫とファイル棚の間に丁度収まるサイズのウォーターサーバーを置いて美味しく飲んでいます。ちょっと画像が斜めですね。(笑)
・サーバー形状
通常タイプ:今までの画像であるような普通のタイプです。ボトルが上に位置していますが、下に収まるタイプもあります。
卓上タイプ:卓上に置けるサイズのタイプです。
・水の種類
〇ナチュラルミネラルウォーター:いわゆる自然の天然水のことで、名水と呼ばれます。日本各地の採水地から飲料水として不純物等を取り除き、天然のミネラルを多く含んだ水です。富士山の天然水はバナジウムが多く含まれるものとして有名ですね。
〇ボトルドウォーター:原水(水道水・川の水・地下水など)をRO(Reverse Osmosis Membrane)膜(高度な浄水器フィルター)によりろ過した水です。この膜は一千万分の一ミリという極微の膜となっていてほとんど不純物が除去されます。
「RO水」とも「純水」とも呼ばれます。
このRO水にミネラルを添加した水をミネラルウォーターといいます。特に海洋深層水と呼ばれる深海から採取された栄養豊富なミネラルを添加したものも良く目にします。
純水は赤ちゃんのまだ、ミネラルなどを吸収できない身体にあった水としてミルクや離乳食を作るのに適した水といえます。
・ボトルの形状
ガロンボトル(一般的な交換タイプ)
これは良く見かけるタイプですが、サーバーメーカーによっては使い捨てタイプのボトルはプラスティックの容器の臭いなどが水の味に影響を与えるので、この形状にこだわりをもち採用しているところもあります。
ワンウェイボトル(使い捨てタイプ)
リサイクルのゴミとして処分可能で、水が減るとしぼんでいき、密閉度を上げて水の劣化を防ぐようになっています。
・費用はどのくらい?
例えば通常の自販機で売っているペットボトルで550mlで100円です。1Lに換算すると、100円×(1000÷550)≒182円ですね。DyDoのおいしい水miuです。
もう一つ、ファミリーマートで売ってた「津南」こちらは600mlで100円でした。
こちらは100円×(1000÷660)≒152円です。
例として、サーバーメーカーの富士山の天然水は1L換算で146円、コスモウォーターの天然水は1L換算で、約158円です。どのくらい水を使うのかがポイントになりますが、自販機のペットボトルを買うよりは安いか同じくらいかというところでしょうか。
・毎月の費用は?
サーバーレンタル料→これは各社ともほとんど無料です。メーカーにより500円、1000円かかるところもあります。
水の送料→これもほとんど各社とも無料です。
水代→各社さまざま、先述のRO水や天然水など水単価を1L換算で、比較し、例として良くでてくるのが2人で24L、つまりボトル一本12Lとして月に2本で24L使うことを想定しています。参考にしてください。
電気代→350円~600円程度です。省エネモード、冬場の温水使用頻度などにより異なりますがこの範囲で考えておけばいいと思います。
ですからサーバー代無料であれば、ほぼ月額費用としては24Lの水代と電気代を考慮しておけばいいでしょう。しかし、
注意点があります。水を定量注文しないと、追加料金が発生するところもあります。
使いたい分だけ注文できるところもありますが、そうでないところもありますので水をどの程度使うのか、また、最低の水注文量はどれくらいなのかを良く確認しましょう。
また、ボトルを上にセットするタイプは電気代も安くなるのでしょうか。ちょっと考えると下にセットするタイプは水を温水や冷水として処理するときにくみ上げるために電力を使うのではと思うのですがいかがでしょうか。これはわかりませんが。
・メンテナンスは?
定期点検やクリーニングなど、重要ですね。定期点検を実施しているところでも、その内容を確認する必要があります。
・故障の場合の対応は?
これはメンテナンスと点検と共通するところもありますが、専門の故障対応のスタッフがいるのか、電話でのサポートだけなのか確認しておいた方がいいですね。
3.注意点
・音はうるさくないかな?
ボトルを上に設置するタイプの場合、電気製品なので音は出ますが、冷蔵庫並みと考えれば大丈夫です。ほとんど気にならないレベルですね。
それに対し、下に置くタイプの場合は水をくみ上げるポンプの音が大きい場合があります。消音設計されているものもありますが、音が気になる方はこのあたりもチェックしましょう。
・ボトルの取り付けはやってくれるか
ボトルはかなり重たいので取り付けが気になるところですね。65才以上の顧客に対しては取り付けのサービスを行っているメーカーもあります。では普通の人はどうなるのでしょうか。特に女性ではなかなかあの重い水を持ち上げるのは困難ですよね。
ボトルが下にセットするようになっていてしかもボトルを手軽に移動できるバスケットがついていたりするものもあります。やはりボトルは下に取り付けるものがいいですね。標準的に1ボトル12Lですが、重さは1L=1Kgで12Kgです。
私の会社のボトルです。この一つで12Lですから、12Kgを持ち上げてウォーターサーバーの上に取り付けるのはなかなか大変です。大体1m程度のサーバーの上部ですから、肩より少し下に持ち上げる必要があります。女性では持ち上げられないので男性社員がやっています。
サーバーメーカーにより下にセットするタイプのものは女性でも楽に取り付けることができるのでおススメです。コスモウォーターは専用のボトルバスケットにより簡単に動かして取り付け可能となっています。
各メーカーのボトル形状と取り付け位置、取り付け方法などを見て、自分でも無理なくできるのかどうかを確認し、サーバーの選択基準の一つとしてください。
・小さい子供がいるけど安全面は大丈夫か
チャイルドロックのかかる機能の確認をおススメします。
・解約にお金はかかるのか?
これに関しては各社の広告ページにはほとんど記載がありません。必ず導入を検討しているときに確認することをお勧めします。
例えば引っ越しなどで部屋が狭くなり不要になった場合など解約金など発生するのでしょうか。そういった場合に備えて必ず事前に確認しましょう。
通常契約期間があります。サーバーのレンタル料は無料ですが、契約期間が、例えば3年など。その期間内に解約するといわゆる解除料、解約料なるものが発生します。
4.災害時の利点
毎年、台風被害や、地震など天災に見舞われることが日本中の各地でニュースになっていますが、ライフラインである水を災害時にも非常用の水として保管しておけるウォーターサーバーは役立ちます。
5.まとめ(これだけは確認してください!)
以上利用価値の高いウォーターサーバーですが、自身の家にあったサーバーを見つけるときのポイントとして参考にしてください。下記の項目を総合的に判断して導入を検討してくださいね。
1.サーバーの形状、大きさ、音の大きさ
2.水の種類
3.ボトルの種類と交換の容易さ
4.契約期間とサーバーレンタル費用の有無
5.水代、電気代を含む月額費用
6.解約料
7.定期点検やメンテナンスの有無
8.故障の対応
ざっと以上になりますが、必ず全項目をチェックすることをおすすめします。特に広告などには表記のないことが多い、解約料や、水の最低注文水量などしっかり確認して導入してください。