今までスマートフォンの契約はNTTドコモでしたが、月々7,000円程度かかるので、思い切っていわゆる格安スマホに切り替えてみようかと思い、Yモバイル、ラインモバイルを検討しました。勿論その前にソフトバンク、auと他のキャリアも検討しましたが、ほぼ同額にしかならず、格安スマホを検討した次第です。
皆さんのスマートフォンの回線契約はどちらのキャリアをお使いでしょうか。私のようにドコモ、あるいはソフトバンク、それともauでしょうか。当然のことながら、家族で同じキャリアで統一し、光回線などとの組み合わせで割引を効かせてトータルを安くしている人もいるかと思います。
今回は私のように単独で大手3キャリアといわれるドコモ、ソフトバンク、auで契約している方で、単純にもっと安くならないのかという要望に応えられる格安スマホが安心して安定して使えるのかということについてラインモバイルに乗り換えた私の実体験でお伝えいたします。参考にしてください。
目次
ラインモバイルにして半額以下に!
1.格安SIM、格安スマホとは?
よく耳にする格安SIM、格安スマホとはそもそもなんでしょうか?
SIM(subscriber identity module)は小さな固有のID情報の記録されたチップで、自身の電話番号の情報なども入っています。これにより通信業者が契約を識別するわけです。
また、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)業者という通信事業者があります。大手キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)の回線を借り受け、その通信回線を使って通信サービスを提供している業者を指しています。
ウィキペディアによると
総務省による定義では、「MNOの提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者であって、当該移動通信サービスに係る無線局(基地局)を自ら開設しておらず、かつ、運用をしていない者」である
引用元 Wikipediaより
とあります。MNOとはMobile Network Operatorの略で、そうです大手キャリアを指します。
このMVNO業者のSIMを格安SIM、このSIMを入れて通信通話するスマホを格安スマホと呼んでいます。
この業者はかなりの数存在しますので比較表などのサイトを参考にすることもいいでしょう。また、通話だけの業者もありますので通信不要という方はそちらもご検討ください。
2.ラインモバイルで気をつけること
・キャリアメールが使えなくなる
今まで例えばドコモで使用していたいわゆるキャリアメール、〇△◇×@docomo.ne.jpがなくなります。また、ラインモバイルではいわゆるメールアカウントはあたえられません。
ですから、ヤフーメールやGメールなどのWebメールを設定して使用します。勿論、フレッツ光や、その他光回線の契約プロバイダーのメールアカウントを設定することも可能です。
重要なキャリアメールをとっておきたい場合や、新しいスマホに変更した場合で、過去のメールを新しいスマホに移してみたいという方はテキスト形式で保存して移植するとか工夫が必要です。
・今のスマホがそのまま使えるか?
これは今気に入って使っているスマホをそのまま使いたい場合に確認しなければならない大事なことです。まずはそのスマホがSIMフリー化可能な端末かどうかを確認したら、次にスマホがラインモバイルで使用可能かを先に確認してください。
以上確認し、切り替えの意志が固まったらSIMフリー化を行ってください。これはキャリアのショップで可能ですが、手数料がかかります。iphoneであればネット上で、無料で可能です。
・データ移行などのサポートは受けられない
ラインなどのSNSの引っ越し、電話帳の引継ぎ、アプリの引継ぎなど、基本的に自己責任で、お店の人はサポートしてくれません。気をつけましょう。事前に下調べして自分で切り替えができるようにすることが必要です。
ドコモなどのキャリアでは昔こそ、ラインが、まだポピュラーでなかったときは「他社のサービスですからサポートしません。」と冷たくあしらわれていましたが、今では引継ぎ用の手続きの案内などを提示してある程度はサポートしてくれます。
3.ラインモバイルの料金体系(ドコモ回線使用の場合;月額;2018年8月30日時点)
(例)コミュニケーションフリープランの場合で、LINE,Twitter,Facebook,Instagramの通信料が無料です。(一部例外を除く 税抜)
データ容量 データSIM 音声通話SIM
3GB 1,110円 1,690円
5GB 1,640円 2,220円
7GB 2,300円 2,880円
10GB 2,640円 3,220円
尚、通話は専用のアプリ「いつでも電話」をインストールすることで半額で通話可能となります。(通常30秒あたり20円のところ10円)
また、オプションでは10分電話カケホーダイプラン(月額880円税抜)もあります。使用状況に応じて加入を検討したらよいと思います。
上記以外にもLINE MUSICも加えて無料のプランもあります。
また、保証サービスや各種オプションなど用意されていますので自分に合ったサービスを選択することをお勧めします。お店の人に料金のシミュレーションを依頼しましょう。
4.ラインモバイル切り替えの実体験
F-01Jというスマホを使用しており、かなりタフなスマホで気に入っていました。ですのでこのスマホを格安SIMだけ契約してSIMフリーにして使用するつもりでした。
そのため近くにあるコジマ×ビックカメラに出向き、SIMフリー化して新しい契約SIMで使用できるか実機評価データを確認してもらいました。一応データシートには〇の表記があったのを店員さんに確認してもらいました。
ただ、ドコモ回線のラインモバイル切り替えは当店ではできないとのことで横浜のヨドバシカメラへ出向き申込をしました。その時の説明では、F-01Jは試してみないと使えるかわからない、つまり互換性があるか不明とのことでした。
お店の人にコジマ×ビックカメラでのことを告げましたが、データシートを再確認しても△ということで、やってみなければわかりませんとの回答でした。どうしてかな?と疑問に思いましたが、埒があかないので、じゃどうしましょうかと聞くと、1円でファーウェイのスマホが買えるということでこちらを勧められました。
まあ保険替わりに仕方ないかと思い契約をすませ、まずF-01Jで試しましたが全く問題なく使えました。通常はSIMフリーにして他社のSIMを入れたときに、あらかじめ用意した解除コードを入力画面で入力して新しいSIMが認識するのですが、今回は元のキャリアがドコモだったために解除コードは必要なく、そのまま使用できました。相性も良かったようです。
5.実際に使ってみた結果
場所によっては店員さんの言っていた通り、電波の弱い(電界強度の弱い)ところも出たりしますが、ほぼ気にならないレベルです。
また、通勤時の行きかえり(往復2時間程度)にユーチューブで動画を観たり、ライン、インスタグラムや、フェースブックなどのSNSを観ますが毎月容量が1GB~2GBが余って、繰り越されている状況です。下の画像をご覧ください。
6.まとめ
結果として毎月7,000円程度かかっていた通信通話料金が2,600円(税抜)程度で済むようになりました。下の画像をご覧ください。キャンペーンの新規の割引が1,390円となっていますからこれを足してのことです。
最近ではYモバイルが60才以上の方は通話料無料と打ち出しているコマーシャルが流れています。通話が多い人で該当する方はYモバイルも選択肢に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
その他様々なMVNO業者がありますから自分に合った業者を選択し、私の実体験のデータと比較してどちらが安定して、得か役に立てていただければ幸いです。